アセアン資本市場フォーラム(ACMF)は、今日その会議でアセアングリーン・ボンド標準の進展を歓迎する旨を表明しました。
2017年11月の発足以来、アセアングリーン・ボンド標準に準拠してマレーシアとシンガポールから、3回の発行がありました。インドネシアによって発行されるアセアンの最初の債権も、アセアングリーン・ボンド標準に適合したものです。
アセアングリーン・ボンド標準の進展は、地域の持続可能な金融の増加を示し、グリーン・ボンドの発行者と投資家に信用できる参照点を伴うガイダンスを提供することで、そのキャパシティを強調します。
アセアングリーン・ボンド標準の採用に関して、銀行、証券会社と基金管理会社などの市場参加を促すために、ベトナが証券委員会主催の初のACMF アセアングリーン・ボンド標準会議が開催されることになりました。アセアングリーン・ボンド標準の採用を促すだけでなく、認識を上げるために、類似した会議が地域中で開催される予定です。
ACMFは又、最近強化されたアセアン地域の総体的な投資計画(CIS)のフレームワークを補うために、CISの提供をさらに積極的に行うことを市場参加者に約束しました。
さらに、ACMFは、マレーシアとシンガポールの株式市場の連携を、アセアン株式市場間の将来の連携のテンプレートの働きをするものとして賞賛しています。
会議では、投資アドバイザーの国境を越えた動きとリサーチレポートの発表を容易にするACMFの 専門家の移動(Professional Mobility)に関するフレームワークを支持しています。ACMFは、2018年の後半に、正式な準備を行います。
簡単な債務証券の発行に資するために、ACMFはアセアン債務証券標準の拡張に言及しました。
ACMFは第28回ACMF会議とアセアングリーン・ボンド標準会議を主催するSSCベトナムに謝意を表明し、ACMFの多くの取り組み、特にACMF市場開発計画に関して、アジア開発銀行の協力があったことを表明しました。
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注:
ACMFについて
ACMFは、10のアセアン管区(すなわち、ブルネイ・ダルサラーム国、カンボジア、インドネシア、ラオス共和国、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイとベトナム)の資本市場監査機関です。
ACMFの議長は、現在は、マレーシア証券委員会がつとめています。
アセアン経済共同体(AEC)は、2015年に発足した確立された、地域の経済統合の主要なマイルストーンです。
2014年のアセアン地域の人口は6億2200万人以上であり、アジアで3番目、世界で7番目に大きい経済規模を有しています。
より詳細な情報については、こちらのACMFのサイトをご参照ください。www.theacmf.org